現代の言葉

2012.10.4.
現代の言葉
第7回 「地方主権」

 政策の意思決定を、中央(日本政府)から地方に任せるべきだという主張が、大筋の賛同をえるようになってから、久しい。私も、そう思う。外交・安 全保障・治安など国として責任を持つべき事項は国にしっかりやってもらうとして、国民の日常生活に関するいろいろな問題は、国民の生活に近い地方が、もっ と責任をもって対処すべきと思う。

2012.9.2.
現代の言葉
第6回 復興と民主主義

 東日本大震災の復旧・復興を通じ、戦後日本の民主主義の意味が問われている。  災害発生以来、被災者の間に生まれた相互扶助と忍耐の姿は、世界の讃嘆を呼び続けている。日本全国からよせられた無数の善意と支援は、日本社会の中に、 […]

2012.9.1.
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第5回 日本の復興

 3・11、未曾有の規模の災害が東北地方を襲った。死者・行方不明者の数は3万人近くに迫り、福島原発を制御しうるかはいまだ予断を許さず、喫緊の被災者支援のための課題は山積し、政府により計上された直接的な被害額16兆~25兆 […]

2012.7.3.
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第4回 TPPと日中韓

 2011年11月11日、野田総理は、TPP(環太平洋連携協定)参加のため関係国との協議を開始することを決めた。  世界の貿易・投資・経済協力の流れは、本来的にはグローバルに障壁をとりはらい、パイを大きくすることで各国の […]

2012.6.20.
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第3回 韓国と慰安婦問題

 2012年、日本をとりまく各国は政権交代の年であり、台頭する中国とアジア太平洋に軸足を移しつつあるアメリカとの間で、日本外交は厳しいかじ取りを迫られる。  その中で、近隣国として地政学的条件を同じくし、民主主義・市場経 […]