わき道をゆく

2018.2.9.
わき道をゆく
第125回 「彼は膨張主義者ですか?」

 戦中、天皇を補佐する内大臣だった木戸幸一は昭和史のキーパーソンである。彼は敗戦後の1945(昭和20)年12月16日、A級戦犯容疑者として巣鴨プリズンに収監された。 木戸はそれから3カ月の間にGHQ国際検察局による尋問 […]

2018.1.15.
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第124回 相当、使いでがあった

 岸信介はなぜA級戦犯として起訴されなかったのか。その謎を解くカギを探して、GHQによる岸の第1回尋問調書(1946年3月7日付)を読み解く作業をつづけている。 この尋問があったときA級戦犯28人はまだ起訴されていない。 […]

2017.12.28.
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第123回 目黒のサンマ、巣鴨のマグロ

 炎天下にJR池袋駅前の雑踏を抜け、東へ向かった。目印は、東方の空にそびえる超高層のサンシャイン60である。 戦争中、この辺りは空襲が激しかった。そのため戦後しばらくは、曲がりくねった小道の両側のあちこちに大きな穴があい […]

2017.12.15.
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第122回 「日本のユダ」が語ったこと

 おさらいをさせてもらいたい。前回、細川護貞の『細川日記』(中公文庫)をとりあげたのを覚えておいでだろうか。 戦時中、高松宮の情報収集係をつとめた細川は、この日記に東条英機のアヘン資金疑惑を書き留めている。それを細川に伝 […]

2017.11.21.
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第121回 「全然そんなことありません」?

 71年前まで公爵・近衛文麿の別邸だった荻外荘は、JR荻窪駅の南を流れる善福寺川のほとりにいまも残っている。 古びた門ごしに中をのぞいてみると、砂利敷きのアプローチが30メートルほど先で右に折れ、奥の玄関へとつづいている […]