わき道をゆく

2022.11.21.
わき道をゆく
第199回 現代語訳・保古飛呂比 その㉓

   安政五年八月 一 この月朔日、(土佐)安芸郡奉行・本山氏(※本山只一郎。高行の友人で、かつて一緒に山鹿流練兵の実地訓練を行っていた)より届いた手紙は次の通り。  七月二十八日付けの貴翰を八月朔日に受け取りました。直 […]

2022.11.8.
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第198回 現代語訳・保古飛呂比 その㉒

[参考]一 安政五年六月二十一日、太守さまが(江戸城に)登城し、次の通り幕府の指示をお受けになった。(朝廷が)大坂表の海岸警固をお命じになったので、万事厳重に申しつける。持ち場の配置そのほか詳しいことは土屋采女(大坂城代 […]

2022.10.24.
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第197回 現代語訳・保古飛呂比 その㉑

[参考]一 安政五年四月、[この件につき後年板垣退助伯爵の書類あり。追って記す]容堂侯が納戸役の大脇興之進[大橋渡之助と変名する]を京都に派遣し、(公卿の有力者の)三條實萬にひそかに接触させた。事の経緯は大脇の略歴に詳ら […]

2022.10.11.
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第196回 現代語訳・保古飛呂比 その⑳

安政四年丁巳(訓読みでひのとみ・音読みでていし)                   佐佐木高行 二十八歳   正月 一 この月元日、上屋敷に参上して、太守さまに御祝詞を申し上げる。   二月 一 この月三日、国許で女児 […]

2022.9.23.
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第195回 現代語訳・保古飛呂比 その⑲

[参考]一 (安政三年)十一月十二日、我が藩において藩士を長崎に遣わし、砲術ならびに海陸戦法をオランダ人から学ぼうとする。これを幕府に申し出た。その書に曰く。  拙者の家来の者六、七人ばかりを長崎表に派遣し、砲術ならびに […]