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- わき道をゆく
- 第135回 革新官僚・岸と全体主義の挫折
前回は近衛新体制運動について書いたが、今回はそのつづきである。主として参考にさせてもらう文献は『昭和史講義―最新研究で見る戦争への道』(筒井清忠編・ちくま新書)である。 日米開戦直前の日本を熱病のように覆った近衛新体 […]
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- 第134回 近衛新党の大誤算
公爵・近衛文麿は生まれて8日目に母を産褥熱でなくした。やがて父は亡き妻の妹・貞子と結婚し、文麿は後に4人の異母弟妹をもつことになる。 だが、文麿は相当長ずるまで貞子を実の母と思っていた。それだけに真実を知った時の衝撃 […]
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- 第133回 機密費と「日本版ナチス」
日米開戦直前の第二次・第三次近衛内閣に陸海軍から上納された機密費の話をつづけたい。 富田健治(当時の内閣書記官長)の供述によると、機密費の相当部分が大政翼賛会をつくる際、近衛側近の風見章(第一次近衛内閣の書記官長)か […]