戦後日本が失ったもの:新しいアイデンティティを求めて

2009.10.6.
戦後日本が失ったもの:新しいアイデンティティを求めて
第七回:変化の時が訪れた

「本当に日本の風景は蘇りつつあるのだろうか」 八月の十二日に書いた前回の記事の末尾で、私は、そう述べた。

2009.8.12.
戦後日本が失ったもの:新しいアイデンティティを求めて
第六回:家路を求めて

 2008年初め、私は、日本に居を移した。6年の海外生活の後、———家路を求めて。

2009.7.25.
戦後日本が失ったもの:新しいアイデンティティを求めて
第五回:犬と鬼とゆでガエル

 オランダ大使館の現地職員の中に、広報文化班で永年勤めてきたエリザベス・ヴァン・デルウィンドという女性がいる。

2009.7.8.
戦後日本が失ったもの:新しいアイデンティティを求めて
第四回:建物の外観は公共財

クッカム・ディーンへの再訪を果たしてから間もなく、私は、二回目のモスクワ勤務を経て本省にもどり、

2009.6.18.
戦後日本が失ったもの:新しいアイデンティティを求めて
第三回:文明が到達したところ

 それは、人生のうちで、一回くらいこんな生活をしてみたい、というような、日々であった。 とりたてて、何があったというわけではない。