団体概要

フォーラム神保町とは

 2006年10月に立ち上げられた、メディア勉強会のためのトポス(空間)。
現役のメディア関係者(新聞記者、雑誌編集者、ライター、編集者、テレビ番組制作に関わる取材者ら)を集め、表現や発表及び研究の場として、東京・神保町のビルの一角を公開、提供している・・・。
 
 主な運営委員メンバーは、魚住昭(ジャーナリスト)、宮崎学(作家)、佐藤優(作家)らで、メディアと社会、メディアとは何かについてこだわり、毎回、文化人、ジャーナリスト、学者らを講師に招き、スピーチや対談などを通じて研究、議論を交わしている。

 

発起人紹介

名前 魚住昭 (うおずみあきら) ジャーナリスト
プロフィール 1951年、熊本県生まれ。
1975年、一橋大学法学部卒業、共同通信社に入社。社会部記者として、リクルート事件などを取材する。
1996年、『沈黙のファイル』(共同通信社会部編、共著)で日本推理作家協会賞を受賞。同年退社し、フリージャーナリストとなる。
2004年、『野中広務 差別と権力』で講談社ノンフィクション賞受賞。
著書『渡邉恒雄 メディアと権力』(講談社)『特捜検察の闇』(文藝春秋)『ナショナリズムという迷宮』(佐藤優氏との共著、朝日新聞社)など。
近著に、『官僚とメディア』(角川新書)『証言 村上正邦 我、国に裏切られようとも』(講談社)など。

 

名前 宮崎学 (みやざきまなぶ) 作家
プロフィール 1945年、京都のヤクザの組長の父と博徒の娘である母の間に生まれる。
早稲田大学法学部中退。
大学在学中は学生運動に没頭し、共産党系ゲバ ルト部隊隊長として名を馳せる。
週刊現代記者を経て、家業の解体業を兄とともに継ぐが倒産。
その後、 グリコ・森永事件では「キツネ目の男」に擬され、重要参考人Mとして警察にマークされるが、事件は2000年2月13日に時効を迎え真相は闇に消えた。
1996年10月、自身の半生を綴った『突破者』(南風社、幻冬舎アウトロー文庫)で、作家デビューした。2005年には英語版『TOPPA MONO:Outlaw,Radical,Suspect-My Life in Japane’s Underworld』も翻訳出版された。
近年は、警察の腐敗追及やアウトローの世界を主なテーマにした執筆活 動を続けている。
近著に、『右翼の言い分』『近代ヤクザ肯定論』『必要悪』『警察の闇 愛知県警の罪』など。2008年1月『ヤクザと日本』(ちくま新書)刊行。

 

名前 佐藤優 (さとうまさる) 作家
プロフィール 1960年、東京都生まれ。
1983年同志社大学神学部卒業。
1985年同大学院神学研究科修了。
1986年、ノンキャリアの専門職員として外務省に入省。
1988年から1995年まで在露日本大使館三等書記官。その後国際情報局分析 第一課へ勤務。主任分析官(課長補佐級)として活躍。
ロシアでの情報活動で活躍し、「異能の外交官」「外務省のラスプーチン」などの異名をとる。
2002年2月22日、外交史料館へ左遷される。
2002年5月14日、背任容疑で逮捕。
同年、6月4日背任罪で起訴。
同年7月3日、偽計業務妨害容疑で再逮捕。
2004年10月、保釈。
2005年2月に執行猶予付き有罪判決を受ける。
2009年6月30日、最高裁で上告棄却。
一審判決を機に、捜査の内幕や背景などをつづった『国家の罠』(新潮社)を出版し大きな反響を呼んだ。近著はインタビュー集である『国家の自縛』(産経新聞出版)。
現在、「起訴休職外務事務官」として、文筆で活躍している。「自壊する帝国」(新潮社)で 第5回新潮ドキュメント賞受賞、第38回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
近著に、『国家の謀略』『私のマルクス』『インテリジェンス人間論』『北方領土特命交渉』『野蛮人のテーブルマナー』など。