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2022.8.12.
わき道をゆく
第192回 現代語訳・保古飛呂比 その⑯

一 右に関連して(藩行政トップの)御奉行職一同による添付文書は次の通り。 近年、藩の借財が増え、財政状況が悪化しているところ、一昨年の秋以来、異国船の動向が穏やかならず、海防対策の充実が看過できない問題となったので、先ご […]

2022.7.30.
わき道をゆく
第191回 現代語訳・保古飛呂比 その⑮

[参考] 一 九月ごろ、我が藩において万事、儀式の簡素化や経費節減が行われる。 この年、江戸において重大な書付(=幕府の命令を伝える公文書)等も出て、非常時のため儀式の簡素化・経費節減が命じられた。諸役場の悪弊を必ず改革 […]

2022.7.15.
わき道をゆく
第190回 現代語訳・保古飛呂比 その⑭

安政元年三月 [参考] 一 同十日、(老中首座の)阿部伊勢守殿へ口上を添え、左衛門尉(幕府の勘定奉行と海防掛を兼務する川路聖謨のこと。前年、長崎に来たロシア使節プチャーチンとの交渉にあたった)が直接、上申書を出した。その […]

2022.6.30.
わき道をゆく
第189回 現代語訳・保古飛呂比 その⑬

嘉永六年十二月 [参考] 一 同二十四日、藩より次の通りの通達があった。 来年の海防軍配(=軍勢の配置) 一 浦戸(軍事上の要衝である浦戸湾の湾口左岸) 深尾内匠(家老)組 一 種崎(同じく浦戸湾の湾口右岸) 深尾弘人( […]

2022.6.14.
わき道をゆく
第188回 現代語訳・保古飛呂比 その⑫

嘉永六年 佐佐木高行 二十四歳 [参考] 一 九月十日、大小の銃を江戸に送った。その届書に曰く。 覚 一 鉄砲 五十三挺 うち六貫目玉(重さ約22キロの弾を放つ大砲) 一挺 ただし台車つき。 一貫目玉(重さ3・75キロの […]

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