戦後日本が失ったもの:新しいアイデンティティを求めて

2010.7.13.
戦後日本が失ったもの:新しいアイデンティティを求めて
最終回 新しい日本のアイデンティティ

「戦後日本が失ったもの:新しいアイデンティティを求めて」という標題の下でこの連載を書き始めてから、ちょうど一年がたった。
 そろそろ、今回の連載を終わりにしたいと思う。

2010.6.8.
戦後日本が失ったもの:新しいアイデンティティを求めて
第16回 ブータン

 手元に二冊の本がある。
 一冊目は、『ヒマラヤの王国ブータン』。私の父東郷文彦がブータンで撮った写真集とその解説文からなり、冒頭に、ブータンという国について父が記した15ページほどの紹介文が掲載されている。出版は、1965年

2010.5.18.
戦後日本が失ったもの:新しいアイデンティティを求めて
第十五回 グロ-バリゼーション

 世界に打って出る、世界を日本に引き入れる、冷戦終了から二十年、元気を失い始めた日本が、本当に元気をだすには、そうやって、外界との壁を壊すことしかない。

2010.4.15.
戦後日本が失ったもの:新しいアイデンティティを求めて
第十四回 教育

 実存すること、人間が、自分でしかない、全世界のなかでかけがえのない一人の人間になること、そういう話を先回の連載に書いた。  実存の問題は、最終的に、人間個人の責任に帰着する。  人間が、個人としての責任と自覚に到達する […]

2010.3.2.
戦後日本が失ったもの:新しいアイデンティティを求めて
第十三回 労働と実存

私の原風景、それは、物心がついた私が住んだ東京の広尾の家の前、道路を隔てた反対側の敷地一杯に荒涼として広がる焼け野原の風景だった。