フォーラム神保町第1回 佐藤優の短期集中ゼミ 「宇野弘蔵『恐慌論』を読み解く」 *恐慌の論理

▼バックナンバー 一覧 Vol.56
開催日時:11月1日 (土) 10:00〜17:00

宇野弘蔵(うのこうぞう、1897-1977)は、日本の傑出したマルクス経済学者です。
その主著で、しかもきわめて難解と言われている『恐慌論』の読み解きに挑みます。
 
特に9月の米国投資銀行リーマン・ブラザーズの破綻以降、世界恐慌の危機が唱えられていますが、貨幣や資本を自明のものとする近代経済学者には、資本主義の限界が見えません。今こそマルクスの『資本論』の意義を再確認すべきと思います。
 
『資本論』を読んだからといってマルクス主義者や社会主義者になる必然性はまったくありません。むしろ、恐慌によって人間を悲惨な目に遭わせることを繰り返しながらも、あたかも永続的に続く資本主義の強さについて知ることが重要です。
 
特に編集者にとって実用性のあるゼミにします。

日時 テーマ
11月1日(土) 10:00〜17:00 *恐慌の論理 お申込は終了しました
第2回 11月8日(土) 10:00〜14:00  *『資本論』における恐慌理論の難点 お申込は終了しました
【定員】 15名
【受講条件】 受講条件は、以下の通りです。

1.メディア関係者
2.大学生、大学院生
3.1.2.以外の方で、この恐慌論について強い関心をもつ者
4.講義で用いるテキストを読む意思がある者

 なお、受講者の受付はお申し込み順とさせていただきますが、定員を超えた場合は、職能会員(会費をお振り込みいただいた方)を優先させていただきます。
 お申し込みいただいた方には、メールにて結果をご通知致します。

【申し込み】 受講希望者は、それぞれ、希望する回毎にお申し込み下さい。
 テーマは毎回変わりますので、全講座をお申し込みいただいても、講座毎にお申し込みいただいても、どちらでも結構です。
【テキスト】 宇野弘蔵『恐慌論』岩波書店、1953年、1976年改版現在は絶版になっています。
図書館で借りだしてコピーをとるか、古本屋で購入してください。「日本の古本屋」(http://www.kosho.or.jp)に1000円前後で十数点出ています。
【会場】 千代田区神田神保町3−1−6日建ビル9階(専大前交差点角)
【アクセス】 地下鉄の都営新宿線/三田線 営団半蔵門線で《神保町駅》下車、A1出口を出ると「専大前」の交差点になります。
その横断歩道を渡って、交差点角の城南信金庫隣りのビル。徒歩1分。
1階が喫茶店「珈琲館」で、その脇に階段があり、エレベーターで9階へ。
駐車場はございません。