フォーラム神保町山口二郎ゼミ「民主党政治の行方」

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開催日時:2010年 10月23日(土) 18:00〜20:00

 山口二郎先生のゼミの最終回に参加させていただいて。久しく続いた自公政権からの政権交代を果たすための運動をする中で、氏の時々の発言を見守っていたものとして、「ポピュリズムへの反撃」をまとめられた、後の最後の講義に出席させていただけて、その時の参加者の様子を見させていただけたことも合わせて、とても勉強になりました。
 議員として活動している人たちも、選挙権を持つ人、近い将来に持つ人には、じっくりと読みこんで、考えてほしいと思う、何故へのポイントも、いくつも掲示されていて、レジメを手に傾聴したとしても、実生活の中で政策批判をする中で思い出してほしことも、コンパクトにまとめられていると・・・。

 ただ、日本には先進国にあるような二大政党制は、立脚点が非常にあいまいなので今の小選挙区制の選挙制度(一人一票の格差の大きい)国会議員の比例定数の削減宣言(これはご著書完成後でしたっけ)についての記述がなかったこと、民主党の弱い部分の政策や内外交に役立つためと、選挙協力で政権交代を民主党に果たさせ、三党連立政権を組み、主流政党の民主党としては提示しにくい提案もしてきたと思える社民党にふれられた中に、アラッと。

 日米安保条約、日米軍事同盟、基地問題、自衛隊、憲法、教育問題(とくに高校の近代史の日本史や世界史の教育が明治維新までその後の現在に至る経過を知らない人たちが政治を牛耳るようになってきていること)そんな人たちが多数を占めるなかで、そして、世論調査などで、どんどん多数派に属する人を生むことに加担する報道のなされる中で、自我が確立されているか危うい成員を持つ日本は、どのような国に?

(岡部雅子)


※フォーラム神保町のサイト上で掲載された「レポート」は執筆者個人の意見であり、所属の団体や組織等の意見ではありません。

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