ごまめの歯ぎしりにんげんの底からの革命
太宰治の「かくめい」と題する文章の一節。全文は「じぶんで、したことは、そのやうに、はっきり言はなければ、かくめいも何も、おこなはれません。じぶんで、さうしても、他のおこなひをしたく思って、にんげんは、かうしなければならぬ、などとおつしゃってゐるうちは、にんげんの底からの革命が、いつまでも、できないのです。」
(『ろまねすく』昭和二十三年一月号。筑摩書房刊太宰治全集第十巻より)
魚住 昭 責任総編集 ウェブマガジン
魚の目は、小さくても、痛いし、根が深くて、しつこいです。「魚の目」は、身に 覚えのある人にとっては痛い、そうじゃない人にとっては痛快な雑誌をめざしています。ご愛読ください。
太宰治の「かくめい」と題する文章の一節。全文は「じぶんで、したことは、そのやうに、はっきり言はなければ、かくめいも何も、おこなはれません。じぶんで、さうしても、他のおこなひをしたく思って、にんげんは、かうしなければならぬ、などとおつしゃってゐるうちは、にんげんの底からの革命が、いつまでも、できないのです。」
(『ろまねすく』昭和二十三年一月号。筑摩書房刊太宰治全集第十巻より)