鵜の目8月3日号
毎回、「魚の目」の更新を楽しみに読んでます。
7/25の東郷さんの「犬と鬼とゆでガエル」の記事、
読んでいて、とても驚きました。
私もこの数年、「日本はどこに『帰る』のだろうか」
という事を切に感じていたのです。好景気に浮かれ踊っているときは、自らが依拠するところなど
考えもしないでしょうが、景気も減速しそれぞれが
「考える時期」を迎えたとき、人間はもっとも組し易い
土台(=自分を証明しやすい場所)を求めるに違いない
(それが排外主義につながり易いと感じていますが)と感じていたのです。
その際、日本人はどこに自らの「土台」を見つけるのでしょうか。人は、まず物質的に証明される部分(=分かりやすい対象)から
簡単に依拠する部分を見つけるでしょう。
それを思うと、戦後、物質的にも精神的にも「日本」であるこ
とを失ってきたこの国の人々が、「すがれる」国土であり
精神は、どこにあるあろうか、と思っていたのです。外交官として永らく各国をご覧になった東郷さんの
視点から、例えば諸外国の歴史においてどうであったか、
というようなお話が伺えればと思っております。
ありがとうございます。東郷さんに伝えます