わき道をゆく

2023.1.23.
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第203回 現代語訳・保古飛呂比 その㉗

万延元年四月 [参考]一 この月四日、新しい小判の鋳造と、二分判(=二分の一両)・二朱金(=八分の一両)の改鋳につき、その通用・引き替え等に関して幕府より命令があった。(注①) 【注①。デジタル大辞泉による「万延貨幣改鋳 […]

2023.1.11.
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第202回 現代語訳・保古飛呂比 その㉖

[参考]一 (萬延元年)閏三月十五日、御老中様より通達。 去年の夏に開港して以来、各国の船が入港している。外国の情勢は計りがたい。そのうえ、今般不慮の事件(桜田門外の変を指す)も起きた。ご一同いずれも油断するようなことは […]

2022.12.29.
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第201回 現代語訳・保古飛呂比 その㉕

保古飛呂飛 巻五 萬延元年 萬延元年庚申 佐佐木高行  三十一歳     正月 一 この月元旦、御祝詞をのべるため(高知城に)登城。 一 同十九日、このたび(日米修好通商条約の批准書交換のため)アメリカ国に使節を差し向け […]

2022.12.21.
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第200回 現代語訳・保古飛呂比 その㉔

一 (安政六年)二月十日、若殿さまが首尾良く江戸に着かれたとのこと。 [参考]一 同十七日、[三十年史によれば同二十八日]、次の通り。  青蓮院宮(朝彦親王のこと。注①)が謹慎された。   つづいて近衛殿、鷹司父子、三条 […]

2022.11.21.
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第199回 現代語訳・保古飛呂比 その㉓

   安政五年八月 一 この月朔日、(土佐)安芸郡奉行・本山氏(※本山只一郎。高行の友人で、かつて一緒に山鹿流練兵の実地訓練を行っていた)より届いた手紙は次の通り。  七月二十八日付けの貴翰を八月朔日に受け取りました。直 […]