わき道をゆく

2021.10.17.
わき道をゆく
第171回 政治と検察(その21)

 1998年11月3日付のスンーズ宅建主任Sの検事調書と、初公判前に弁護側に開示された11月22日付のSの検事調書を読み比べてみると、さらにお粗末な捜査の実態が浮かび上がってきます。 3日付調書と22日付調書は先の引用部 […]

2021.10.2.
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第170回 政治と検察(その20)

 安田好弘弁護士が強制執行妨害罪に問われた裁判のリポートをつづけます。これまでにもお断りしたように、このリポートは、20年前の私の旧著『特捜検察の闇』(文春文庫)の一部と重複しますが、現在の検察のあり方を考えるうえでいく […]

2021.9.17.
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第169回 政治と検察(その19)

 検察側が安田好弘弁護士とスンーズ側の「共謀」を立証する材料のほとんどは、I常務の捜査段階での供述とI常務が記録していた打ち合わせメモで占められていました。なかでも重要なのは1993年2月19日、安田事務所で行われた打ち […]

2021.9.2.
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第168回 政治と検察(その18)

 1999年8月26日、安田好弘弁護士の第13回公判が開かれ、検察側証人であるスンーズ社常務のIの尋問が始まりました。Iは、劣勢を強いられてきた検察側にとっての最後の切り札でしたが、尋問が始まってから約1カ月後、検察の杜 […]

2021.8.19.
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第167回 政治と検察(その17)

 前回は、スンーズ社の経理係だったY子らの着服が法廷で明らかになったところで終わりました。なぜ、捜査当局はそれを知りながら知らんぷりをしていたのでしょうか。 その理由を知るには捜査の過程を振り返る必要があります。実は、住 […]