わき道をゆく
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- 第271回 現代語訳・保古飛呂比 その94
一 岩橋(轍輔)氏よりの書簡、次の通り。 日を追って冷気が催す折から、いよいよご安泰でいらっしゃることと存じます。先日はご来訪くださり、そのうえ御国産の佳品をいただき、ご厚情の至りと感謝しております。ところで、後藤(象二 […]
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- 第270回 現代語訳・保古飛呂比 その93
[参考] 一 (大政奉還の)建白、十月三日閣老へ、翌四日関白殿へ、どちらもお取り上げになった。 一 十月四日、昨夜より大雨、午後晴れ、二時ごろより米人「フルベツキ」(注①)を訪問、翻訳を依頼した。新旧約全書(新約聖書と旧 […]
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- 第269回 現代語訳・保古飛呂比 その92
一 (慶応三年)九月十九日、今朝、(長崎奉行所)調べ役の安東(鈔之助)らへ、先日来苦労をかけたことについての挨拶かたがた、「相勤メ候」(※勤めは仕事をするという意味だが、この場合何を指すのか、いまひとつ不明)。午後より、 […]