わき道をゆく
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- 第192回 現代語訳・保古飛呂比 その⑯
一 右に関連して(藩行政トップの)御奉行職一同による添付文書は次の通り。 近年、藩の借財が増え、財政状況が悪化しているところ、一昨年の秋以来、異国船の動向が穏やかならず、海防対策の充実が看過できない問題となったので、先ご […]
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- 第191回 現代語訳・保古飛呂比 その⑮
[参考] 一 九月ごろ、我が藩において万事、儀式の簡素化や経費節減が行われる。 この年、江戸において重大な書付(=幕府の命令を伝える公文書)等も出て、非常時のため儀式の簡素化・経費節減が命じられた。諸役場の悪弊を必ず改革 […]
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- 第190回 現代語訳・保古飛呂比 その⑭
安政元年三月 [参考] 一 同十日、(老中首座の)阿部伊勢守殿へ口上を添え、左衛門尉(幕府の勘定奉行と海防掛を兼務する川路聖謨のこと。前年、長崎に来たロシア使節プチャーチンとの交渉にあたった)が直接、上申書を出した。その […]