わき道をゆく
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- 第268回 現代語訳・保古飛呂比 その91
[参考」 一 九月十三日、異宗徒(浦上のキリシタンのこと)の取り扱いについて、仏領事の抗議があった。もっとも、この際、厳しく異議を申し入れたということであるという。 九月十三日、長崎の「御出役執権大人」(長崎奉行のことと […]
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- 第267回 現代語訳・保古飛呂比 その90
一 土佐への書簡、次の通り。[この書簡、日にちが不明だが、あるいは八月末日か、九月早々のものではないだろうか。しばらく判断に迷ってここに収めることにした] 一筆啓上します。まずもって、 皆様ますますご機嫌よく、お互いに恐 […]
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- 第266回 現代語訳・保古飛呂比 その89
一 八月二十九日、風雨、朝、寝床のままであれこれと才谷と話した。夕方、喜之助が来た。本日は少々病気のため、次々と見舞いに来て、夜、四ツ時(十時ごろ)前に帰った。風雨雷あり。自分の病気は先年、大熱を煩い、それ以降気管が悪く […]