わき道をゆく

2021.6.7.
わき道をゆく
第162回 政治と検察(その12) 

 前回は元特捜検事で「闇の世界の弁護人」に転身した田中森一のことを取りあげました。彼は「じゃあ、正義って何なんだ。やっつけることが正義か。検察だけが正義で、あとは悪だというような、そんな理屈があるんか!」と、私に問いかけ […]

2021.5.25.
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第161回 政治と検察(その11)

 私が東京地検の担当記者になったのは、今から34年前の1987年5月でした。取材の初日、霞が関の古びた庁舎(その後、取り壊され、現在は弁護士会館が建っています)の前に立ったとき、道路を隔てた日比谷公園の新緑が初夏の光を浴 […]

2021.5.7.
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第160回 政治と検察(その10)

 東京地検が昭和電工事件の捜査をすべて終えたのは1948年の大晦日午後11時58分。新刑事訴訟法施行の2分前でした。事件の逮捕者は計64人。うち現職・元閣僚が3人、国会議員9人、元国会議員3人、公務員10人という空前絶後 […]

2021.4.12.
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第159回 政治と検察(その9)

 前回、昭和電工事件最中の1948年7月に新刑事訴訟法が国会で成立したことを述べました。そこには「司法警察職員は、犯罪があると思料するときは犯人及び証拠を捜査する」と規定されていました。つまり捜査権をめぐる警察と検察の争 […]

2021.3.27.
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第158回 政治と検察(その8)

 GS次長のケーディスを日本から追い出す計画を主導していたのは、吉田茂内閣の要人Sと、反共主義者チャールズ・ウィロビーが率いるG2でした。この計画に内務省調査局長の久山秀雄が加担し、警視庁にケーディスの身辺調査をさせてい […]