わき道をゆく
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- 第260回 現代語訳・保古飛呂比 その83
一 (慶応三年)六月十三日、執政の深尾丹波どの宅で、執政・参政・大監察が列席して、前日にひき続いての詮議があった。その際もとかく因循論で、朝廷と幕府の間に立って、ほどよく周旋せよとの事だったが、「今日となってはもはやそん […]
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- 第259回 現代語訳・保古飛呂比 その82
一 (慶応三年)四月二十日、兵之助さまが上京された。 ただし、浦戸からご乗船の際の天気が良くなく、同二十三日に出船、火船(火輪船=蒸気船のこと)の名はシユリ舟。 一、この月、ご隠居様出発前のお考え。 ご隠居様のご上京ご尽 […]
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- 第258回 現代語訳・保古飛呂比 その81
一 二月三十日、左記の通り仰せつけられる。 右の者は郡奉行・普請奉行、かつ、それに付随する役職をも仰せつけられる。これにより、外輪物頭を仰せつけられ、役領知百八十石を与えられる。万端入念に勤めるようにとの仰せである。 た […]