わき道をゆく
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- 第210回 現代語訳・保古飛呂比 その㉞
一 (文久二年)四月十七日、高屋友右衛門が御側御用役となる。 同人は兵学者流であって、いささか時勢に意を注ぐけれども、平士の中の大身家だから自然佐幕の傾向あり。もっとも、党派はない。 青木忠蔵が大目付となる。 同人は太平 […]
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- 第207回 現代語訳・保古飛呂比 その㉛
一 (文久二年正月)十五日、御老中の安藤対馬守殿が登城の際、浪人二十八名が双方より駕籠に討ってかかり、お供の士と闘争になり、安藤侯は深手を負い、坂下門に逃げ入ったという。[これは二月二日、飛脚便により江戸表から知らせてき […]
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- 第206回 現代語訳・保古飛呂比 その㉚
[参考] 一 (文久元年)十一月十七日、同日より太守さまが家督相続されたご祝儀として、家臣一同に御料理を下さる。(二十一日、二十三日、二十五日) 一 同二十日、同日より大病のため(自宅に)引き籠もり、時勢(の動きに関する […]