わき道をゆく

2019.12.24.
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第147回「日本会議とNHK番組改変」(2)

 そんな疑問を抱えていたころ、作家の佐藤優さんから興味深い話を聞いた。2001年のKSD事件で東京地検に逮捕されるまで自民党の右派を代表する政治家だった村上正邦さんのことである。  佐藤さんによると、村上さんは九州の筑豊 […]

2019.10.18.
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第145回 選評

 私は三年前から講談社ノンフィクション賞の選考委員を務めさせてもらっています。今年から賞の名前は講談社本田靖春ノンフィクション賞と変わり、その第一回目は選考の結果、松本創さんの『軌道 福知山線脱線事故 JR西日本を変えた […]

2018.12.6.
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第137回 生き残った岸の民族主義

 そろそろ、岸信介とは何者だったかという問いに私なりの答えを出さなければならない。たぶんそれは、今の首相の安倍晋三とは何者なのかという問いにつながっていくはずだ。  岸は、巣鴨プリズンで記した『断想録』で1941(昭和1 […]

2018.11.9.
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第136回 万代までも伝え残さん

1945(昭和20)年12月15日、荻窪の荻外荘は夜更けまで友人たちの出入りが絶えなかった。主人の近衛文麿がGHQの逮捕指令により、翌16日、巣鴨プリズンに出頭することになっていたからだ。  近衛の娘婿・細川護貞の『細川 […]

2018.10.16.
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第135回 革新官僚・岸と全体主義の挫折

 前回は近衛新体制運動について書いたが、今回はそのつづきである。主として参考にさせてもらう文献は『昭和史講義―最新研究で見る戦争への道』(筒井清忠編・ちくま新書)である。  日米開戦直前の日本を熱病のように覆った近衛新体 […]