連載・最新記事 最新の記事5件
- わき道をゆく
- 第122回 「日本のユダ」が語ったこと
おさらいをさせてもらいたい。前回、細川護貞の『細川日記』(中公文庫)をとりあげたのを覚えておいでだろうか。 戦時中、高松宮の情報収集係をつとめた細川は、この日記に東条英機のアヘン資金疑惑を書き留めている。それを細川に伝 […]
- わき道をゆく
- 第121回 「全然そんなことありません」?
71年前まで公爵・近衛文麿の別邸だった荻外荘は、JR荻窪駅の南を流れる善福寺川のほとりにいまも残っている。 古びた門ごしに中をのぞいてみると、砂利敷きのアプローチが30メートルほど先で右に折れ、奥の玄関へとつづいている […]
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- 第120回 「それは公然の秘密であった」
先週号の最後にほんの少しだけご披露した文書について、もう少し詳しくお話ししたい。 この文書は、終戦翌年の1946年5月、中国の南京高等法院からGHQ(連合国軍総司令部)に送られ、東京裁判の検察側証拠の一つになったものだ […]