わき道をゆく

2023.2.6.
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第204回 現代語訳・保古飛呂比 その㉘

萬延元年十二月 一 この年、海南政典成る。 全部で十五巻。項目を分かつこと十三。(その項目を具体的に挙げると)職守、考課、継嗣(跡継ぎ)、寺社、戸籍、田疇(田畑)、山虞(山守)、関市(関所と市場)、賦役、営繕、倉庫、法律 […]

2023.1.23.
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第203回 現代語訳・保古飛呂比 その㉗

万延元年四月 [参考]一 この月四日、新しい小判の鋳造と、二分判(=二分の一両)・二朱金(=八分の一両)の改鋳につき、その通用・引き替え等に関して幕府より命令があった。(注①) 【注①。デジタル大辞泉による「万延貨幣改鋳 […]

2023.1.11.
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第202回 現代語訳・保古飛呂比 その㉖

[参考]一 (萬延元年)閏三月十五日、御老中様より通達。 去年の夏に開港して以来、各国の船が入港している。外国の情勢は計りがたい。そのうえ、今般不慮の事件(桜田門外の変を指す)も起きた。ご一同いずれも油断するようなことは […]

2022.12.29.
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第201回 現代語訳・保古飛呂比 その㉕

保古飛呂飛 巻五 萬延元年 萬延元年庚申 佐佐木高行  三十一歳     正月 一 この月元旦、御祝詞をのべるため(高知城に)登城。 一 同十九日、このたび(日米修好通商条約の批准書交換のため)アメリカ国に使節を差し向け […]

2022.12.21.
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第200回 現代語訳・保古飛呂比 その㉔

一 (安政六年)二月十日、若殿さまが首尾良く江戸に着かれたとのこと。 [参考]一 同十七日、[三十年史によれば同二十八日]、次の通り。  青蓮院宮(朝彦親王のこと。注①)が謹慎された。   つづいて近衛殿、鷹司父子、三条 […]