連載・最新記事 最新の記事5件

2017.8.14.
わき道をゆく
第117回 岸の陰にいた男

 引きつづき「昭和の妖怪」岸信介のことを書くつもりだったが、資料を漁るうちに面白い本に出くわした。これを素通りするのは惜しいので、今回はちょっと寄り道させてもらう。 本の題名は『古海忠之 忘れ得ぬ満州国』(経済往来社刊) […]

2017.6.23.
わき道をゆく
第116回 タカ派・岸信介の知られざる顔

「昭和の妖怪」岸信介と、「魔王」北一輝をめぐる旅の途中である。今回、立ち寄ったのは渋谷区の南平台。かつて岸首相の私邸があった場所だ。 その私邸はとり壊され、今は青瓦と白壁の大型マンションが建つ。周辺には教会や大使館や豪邸 […]

2017.5.24.
わき道をゆく
第115回 「青春の血で日本史を書くんだ」

 週末、目黒不動尊(天台宗・瀧泉寺)に行った。ちょっと見たいものがあったからだ。東急目黒線の駅から徒歩15分。初夏の陽射し浴びて、なだらかな坂を上り下りしながら私が考えたのは、明治生まれの二人の男のことだった。 北一輝( […]

2017.5.11.
わき道をゆく
第114回 「黒幕」の背後にいるカリスマ

 同じ本を4回連続で採り上げるのはいかがなものか。と言われそうだが、今回も菅野完さんの『日本会議の研究』(扶桑社新書)について書く。それだけの価値のある本だからだ。 前回、私は日本会議の問題点は組織の構造が2重、3重にな […]

2017.4.28.
わき道をゆく
第113回 日本会議が持つ「宗教」の顔

 日本会議の話をつづけたい。組織の核・日本青年協議会(日青協)は谷口雅春の教えを封印したのか?という疑問にぶつかったところで前回は終わった。 日青協の母体だった生長の家は約30年前の代替わりで谷口の「明治憲法復元論」を封 […]