連載・最新記事 最新の記事5件

2019.12.24.
わき道をゆく
第147回「日本会議とNHK番組改変」(2)

 そんな疑問を抱えていたころ、作家の佐藤優さんから興味深い話を聞いた。2001年のKSD事件で東京地検に逮捕されるまで自民党の右派を代表する政治家だった村上正邦さんのことである。  佐藤さんによると、村上さんは九州の筑豊 […]

2019.11.30.
わき道をゆく
第146回「日本会議とNHK番組改変」(1)

 日本会議について書いてほしいという依頼を受けて、少し迷った。私は10年ほど前に日本会議の成り立ちを取材する機会を得ただけで、現在の日本会議の動きについてはあまり知らない。日本会議の実態に詳しいのは、なんと言っても、ハー […]

2019.10.18.
わき道をゆく
第145回 選評

 私は三年前から講談社ノンフィクション賞の選考委員を務めさせてもらっています。今年から賞の名前は講談社本田靖春ノンフィクション賞と変わり、その第一回目は選考の結果、松本創さんの『軌道 福知山線脱線事故 JR西日本を変えた […]

2019.9.3.
わき道をゆく
第144回 大衆は神である

 今回の「わき道」は、私がいま取り組んでいる仕事の宣伝です。 私は今、講談社のオーナー一族の歴史を描くノンフィクション「大衆は神である」を執筆しています。主な登場人物は、創業者の野間清治、その息子で第2代社長・恒、清治の […]

2019.6.17.
わき道をゆく
第143回 私の10冊③

 私事で恐縮だが、私自身が取材の醍醐味を感じるのも そういう事態に出くわしたときだ。テーマが何であれ、取材をはじめる前には自分のなかに固定されたイメージ、つまり先入観念が存在する。ところが丹念に取材していくと、必ずと言っ […]