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2023.4.20.
わき道をゆく
第209回 現代語訳・保古飛呂比 その㉝

[参考]一 (文久二年)四月九日、大坂より最速便の飛脚、五百人方足軽(注①)・喜代蔵が到着。概略は次の通り。[上文略]薩摩藩・柴山愛三郎の説。 このたび和泉(現薩摩藩主の実父・島津久光)が大坂へ来て二日ばかり滞在。上京す […]

2023.4.6.
わき道をゆく
第208回 現代語訳・保古飛呂比 その㉜

[参考]一 本間精一郎(注①)なる者が(土佐藩が大阪・住吉に設けた)住吉陣屋に来たとのこと。飯沼氏の筆記に曰く. (文久二年)四月八日、浪人・本間精一郎と土佐梼原村の庄屋・吉村寅太郎(注②)の二人が一緒に住吉陣屋に来て、 […]

2023.3.22.
わき道をゆく
第207回 現代語訳・保古飛呂比 その㉛

一 (文久二年正月)十五日、御老中の安藤対馬守殿が登城の際、浪人二十八名が双方より駕籠に討ってかかり、お供の士と闘争になり、安藤侯は深手を負い、坂下門に逃げ入ったという。[これは二月二日、飛脚便により江戸表から知らせてき […]

2023.3.6.
わき道をゆく
第206回 現代語訳・保古飛呂比 その㉚

[参考] 一 (文久元年)十一月十七日、同日より太守さまが家督相続されたご祝儀として、家臣一同に御料理を下さる。(二十一日、二十三日、二十五日) 一 同二十日、同日より大病のため(自宅に)引き籠もり、時勢(の動きに関する […]

2023.2.17.
わき道をゆく
第205回 現代語訳・保古飛呂比 その㉙

一 (文久元年)五月五日、毎月恒例の御礼登城を病気につき欠勤。 一 同十六日、兵部さま(山内豊廉。第十四代藩主・豊惇の子)が亡くなられた。 後日お含みの筋(注①)がおありのようで、民部さま(容堂の実弟の豊誉。土佐藩家老) […]