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- 現代の言葉
- 第10回 皇室と京都
皇室は私にとって、とても大切なものである。
一人一人の日本 人は、「自分にとって皇室とはなにか」という問いかけをもっていると思う。私にとっては、日本が、太平洋戦争の最後、国家存亡のふちに立った時、当時の指 導者の誰もが、降伏の唯一の条件として、国体の護持、その最小限の形としての「皇室の安泰」を求めたこと、その深い思いをどう受け継いだらよいか、それが 皇室の意味である。
- 現代の言葉
- 第9回 伝統と技術
2010年9月7日、国立京都国際会館で「東アジアにおける民族の共生」というシンポジウムが行われ、朝日新聞主筆(当時)の船橋洋一氏の基調講演のあと、パネラーの一人として議論に参加した。 東アジアではいま、中国、韓国、A […]
- 現代の言葉
- 第8回 観光立国
日本のこれからの発展のために、観光をもっと重視すべきだという意見が聞かれるようになって久しい。自民党下でも、2004年に景観法が創られ、 08年国土交通省の中に観光庁が設置された。民主党下でも、10年6月の新成長戦略で「観光立国」は、「地域活性化戦略」と組みあわさった形で、七つの成 長分野の一つとして顕示された。
- 現代の言葉
- 第7回 「地方主権」
政策の意思決定を、中央(日本政府)から地方に任せるべきだという主張が、大筋の賛同をえるようになってから、久しい。私も、そう思う。外交・安 全保障・治安など国として責任を持つべき事項は国にしっかりやってもらうとして、国民の日常生活に関するいろいろな問題は、国民の生活に近い地方が、もっ と責任をもって対処すべきと思う。
- エチオピアジャーナル
- (8)「冷酷な愛国者」
今エチオピアに変動のそよ風が今吹いている。雨が止み空気がひんやり湿った8月20日夜、エチオピアのメレス・ゼナウィ首相が海外で急死したというニュースが国営放送で流れた。