連載・最新記事 最新の記事5件

大瀬 二郎
2010.5.10.
ベイルートダイアリー
第5回 ローチェスター編

雪国に遅い春が訪れた。日陰で隠れん坊をしていた雪がついに溶け、立ち並ぶ「春の雪(Spring Snow)」と呼ばれる木に、雪粒のような小さく真っ白い花が一斉に咲き始める。冬に逆戻りしたかのような光景だ。刈られたばかりの芝生からたちのぼる匂いに我知らずお茶の香りを重ねてみたり、桜の花を見て気持ちが落ち着くのはやはり日本人だからだろうか。

宮崎 学
2010.5.6.
今週のポピュリズム
「絶対権力者」と「市民目線」

平成22年4月27日に議決された小沢一郎民主党幹事長に対する東京第5検察審議会の決定は、類い稀なる「ポピュリズム」であった。

東郷 和彦
2010.4.15.
戦後日本が失ったもの:新しいアイデンティティを求めて
第十四回 教育

 実存すること、人間が、自分でしかない、全世界のなかでかけがえのない一人の人間になること、そういう話を先回の連載に書いた。  実存の問題は、最終的に、人間個人の責任に帰着する。  人間が、個人としての責任と自覚に到達する [...]

大瀬 二郎
2010.4.14.
ベイルートダイアリー
第4回 ツインタワー

2010年3月27日9時。デルタ航空6453便がニューヨークJFK空港を離陸し高度を上げ始める。楕円形の窓を通して朝日に照らされたマンハッタン島の摩天楼が巨大な要塞のように遠くにかすれて見えてくると無意識に島の南端に目をやってしまう。

四茂野 修
2010.3.24.
ホロウェイ論
その10:魔法をかけられひっくり返った逆さまの世界

 この社会では、身の回りのあらゆるモノに値段がついており、所有者がいます。誰のものでもないのは空の星や海の水、空気や雲や雨や風、それと野生の動植物くらいのものでしょう。

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