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- わき道をゆく
- 第115回 「青春の血で日本史を書くんだ」
週末、目黒不動尊(天台宗・瀧泉寺)に行った。ちょっと見たいものがあったからだ。東急目黒線の駅から徒歩15分。初夏の陽射し浴びて、なだらかな坂を上り下りしながら私が考えたのは、明治生まれの二人の男のことだった。 北一輝( […]
- わき道をゆく
- 第114回 「黒幕」の背後にいるカリスマ
同じ本を4回連続で採り上げるのはいかがなものか。と言われそうだが、今回も菅野完さんの『日本会議の研究』(扶桑社新書)について書く。それだけの価値のある本だからだ。 前回、私は日本会議の問題点は組織の構造が2重、3重にな […]
- わき道をゆく
- 第113回 日本会議が持つ「宗教」の顔
日本会議の話をつづけたい。組織の核・日本青年協議会(日青協)は谷口雅春の教えを封印したのか?という疑問にぶつかったところで前回は終わった。 日青協の母体だった生長の家は約30年前の代替わりで谷口の「明治憲法復元論」を封 […]
- わき道をゆく
- 第112回 「保守っぽいもの」を束ねた力
安倍政権の黒幕とも噂される日本会議は、さまざまな宗教右翼の統一戦線である、という話を前回書いた。 その統一戦線の事務局を担うのが日本青年協議会(=日青協)で、生長の家の創始者・谷口雅春(1893~1985年)に心酔する […]
- Nさんへの手紙
- 第6信 職場闘争がもつ重要な意味
破局へと向かう時代の流れに抵抗しようとする時、私たちは主体性の問題に直面します。主体性は、歴史の必然性を洞察することや、主体成立の神秘を 解き明かす論理を体得することによって得られるのではなく、非人間的な現実に抵抗し、 […]