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松林 要樹
2011.3.9.
読み物
映画「ジョージとタカオ」を観て 刑事司法の病理を体現するふたりの中年男

 一九六七年に茨城県利根町で起きた布川事件と呼ばれる強盗殺人事件がある。その犯人とされ、冤罪を訴え続ける、桜井昌司(ショージ)と杉山卓男(タカオ)の二人を追った「ショージとタカオ」という記録映画がある。

魚住 昭
2011.2.22.
読み物
オウム事件 崩れ始めた壮大な虚構

 この10数年、書こうかどうか迷いつづけてきたテーマがある。オウム真理教が引き起こした地下鉄サリンなど一連の事件の深層である。裁判は終わっても、オウム事件には訳の分からぬことが山ほど残っている。

大瀬 二郎
2011.2.21.
エチオピアジャーナル
(2)世界で一番おいしいコーヒー

円い藁葺き小屋の入り口から差し込む夕日が後退し始めると、焚き火が一層に赤く明るく見えてくる。

中沢 けい
2011.2.8.
象の鼻毛
第一回目「物語が欲しい(下)」

世の人がこれほど物語に飢えた様子を見せるのか。文学というものに係わってきた私などには、幾らか思い当たるところがある。正直に言えば、幾らかどころではない。おおいにある。

中沢 けい
2011.1.25.
象の鼻毛
第一回目「物語が欲しい(上)」

二〇一〇年の年末から二〇一一年の新年にかけて、山陰地方から大雪の便りが届いた。それは、さながら悲鳴のようだった。テレビや新聞ではなくツイッターで流れるコメントによって、その様子を知ったので、悲鳴はより鮮明に耳に届いた。

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