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- わき道をゆく
- 第260回 現代語訳・保古飛呂比 その83
一 (慶応三年)六月十三日、執政の深尾丹波どの宅で、執政・参政・大監察が列席して、前日にひき続いての詮議があった。その際もとかく因循論で、朝廷と幕府の間に立って、ほどよく周旋せよとの事だったが、「今日となってはもはやそん […]
- 東郷和彦の世界の見方
- 第十三回 ウクライナ和平の動向(その13)
トランプ和平案リークの行方。 4月13日付けで作成した、前回第12号は、なにはともあれ、4月11日、ウイトコフ特使がロシアを訪問し、プーチン大統領と4時間を超える会談を行ったことが、ハイライトとなった。直後に、トランプ大 […]
- わき道をゆく
- 第259回 現代語訳・保古飛呂比 その82
一 (慶応三年)四月二十日、兵之助さまが上京された。 ただし、浦戸からご乗船の際の天気が良くなく、同二十三日に出船、火船(火輪船=蒸気船のこと)の名はシユリ舟。 一、この月、ご隠居様出発前のお考え。 ご隠居様のご上京ご尽 […]
- 東郷和彦の世界の見方
- 第十二回 ウクライナ和平の動向(その12)
露米の本格対話は、動き出すのか? 第11回の分析の「最終幕」で筆者は「『30日停戦』というミクロの世界で始まった『停戦交渉』が一見袋小路に陥ったような印象を与えるいま、交渉の全体像への展望をしっかり持ち、『30日停戦』を […]
- 東郷和彦の世界の見方
- 第十一回 ウクライナ和平の動向(その11)
不可逆的和平への展望を見失うな 第10回の「ウクライナ和平の動向」で、3月18日、2時間に渡るトランプ・プーチンの電話協議が行われ、エネルギー施設への攻撃停止が合意され、更に黒海での艦船の安全航行問題その他両国間でこれか […]